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非抜歯矯正という選択

非抜歯矯正という選択

患者さまが何を大切にしているか、何パターンもある治療法からパーソナリティを考慮して、最善の選択をするお手伝いを致します。デジタルシュミレーションによる治療後のシュミレーションで患者さまとゴールを共有します。

歯1本1本は、神さまからのプレゼントです。出来ればきちんと生えている歯は1本も抜きたくない。こう考えることは普通だと思います。奥歯を後方に移動させる方法を選択することで、大部分のケースで、小臼歯を抜歯せずに配列することが可能です。当院では小児期から一貫して歯を抜かない治療を心がけています。他院で抜歯が適応といわれた患者さまも是非一度ご相談下さい。

※全ての矯正治療を抜歯せずに行えるとは限りません

※過度な叢生(ガタガタ)は非抜歯で治療することのデメリットもございます。術前によくカウンセリングして治療方針を決定します。

表側矯正:早い・抜かないMEAW矯正

表側矯正:早い・抜かないMEAW矯正

MEAWとは、Multiloop Edgewise Arch Wireという英語の頭文字をとったものです。このMEAWの意味は、ループを使って自由に歯を動かすことができるワイヤーという意味です。この治療法にオーストリア咬合学というかみ合わせの概念を組み合わせることで、多くのメリットが生まれます。

ゴムメタル

ゴムメタル

トヨタグループのシンクタンクである豊田中央研究所で開発された新チタン合金。従来、MEAW法の欠点に審美性(ワイヤーが目立ちやすい)がありました。このゴムメタルというワイヤーにより、MEAWと同様の動きをまっすぐのワイヤーで再現することが出来るようになりました。

当院では、非抜歯の矯正治療がさかんに行われている、神奈川歯科大学所属のドクターが治療を担当致します。

MEAW・ゴムメタルのメリット

歯を抜かずに矯正治療ができる

歯を抜かずに矯正治療ができる

一般の矯正治療では、歯が重なってガタガタになってしまっている場合、歯が並びきらないという理由から 生えている歯の中間にある歯(前から4番目もしくは5番目の歯)を上下左右4本抜いてしまいます。 これはただ単に“並ぶスペースを作るため”という単純な理由からです。 人間にとって始めからいらない歯というのはありません。すべての歯にそれぞれの役割があります。 ですから 抜いて治療するよりも、人間の本来持っている正常な状態にしてあげることこそが、治療になります。

では、なぜMEAWを用いた矯正治療では、歯を抜かずに治せるのでしょうか。それは歯の動かし方が普通の矯正とは異なり、歯を直立させて(アップライトといいます)スペースを作る、ということをしているからです。 従来の矯正の方法では、このようなことはできませんでした。しかしMEAWや、ゴムメタルを使って矯正すれば可能です。

治療期間が短い
(従来の約1/3~1/2に短縮)

治療期間が短い(従来の約1/3~1/2に短縮)

従来の矯正治療は、大体2.5年から3年、長い人で 4~5年もかかっています。 MEAWを用いた場合、 早ければ1年。大体1.5年~2年程度で終わります。これは、その人の歯並びの状態によってかわってきます。

この治療期間の大きな違いは、ワイヤーの形の違いです。 MEAWは、ワイヤーの形が歯を動きやすいように1本1本の歯の間に ループが入っています。そのためすべての歯を同時に自由に 動かしていくことが可能なのです。これは、列に並んでいる人が、 1人づつ前に動くのと、“せーのっ”で全員でいっぺんに動くのとの違いです。最近では、平均1.5年程度で終わります。

今までの矯正治療とは違い、
見た目だけでなく、
咬み合わせの
バランスに対してもアプローチ出来る。

今までの矯正治療とは違い、見た目だけでなく、咬み合わせのバランスに対してもアプローチ出来る。

従来の矯正治療というのは、歯の模型・写真・レントゲンなどの検査をするだけです。 これに加えて、アキシオグラフという顎の動きの検査を追加することで、 顎の適切な位置を探ることができます。もし顎の位置がずれているようであれば、それを修正する方向に顎を動かすことも可能です。 見た目はきれいになっていたとしても、かみ合わせがしっかり合っていないまま、矯正治療が終了してしまっては意味がありません。

このように、MEAWとオーストリア咬合学を合わせた矯正治療は、 非常に多くの利点があります。今まで、多くの方の治療させていただいて大変喜んでいただいています。

症例紹介

非抜歯矯正症例

治療前
治療後

詳しい症例情報を見る

症例名 非抜歯矯正症例
患者さまの主訴 ガタガタを治したい。他院で抜歯をしないと治らないと言われたが、非抜歯で矯正治療したい。
治療内容 奥歯を直立させるアップライトを行い、前歯にスペースをつくりガタガタを改善する。ワイヤーはMEAWを使用する。
患者さまの年齢 33歳
患者さまの性別 女性
治療期間 1年半
治療にかかった総額 ¥850,000(¥800,000に矯正治療+リテーナー代金¥50,000)
治療する際に起こるメリット 審美性の改善、清掃性の改善、理想的な咬み合わせになったことにより歯1本1本の寿命を長く保つことが出来る。
治療する際に起こるリスク・副作用 リテーナーを適正に使用しないと、後戻りのリスクがある。